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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    今まで一度も来たことがなかったチェーン店、「日高屋」をちょっと勉強したくて、それで夜。

    hidaka.jpg家の近所のお店に来ます。
    外食デフレの中にあって、勝ち組企業のひとつといわれるチェーンのひとつ。
    たしかにみるみるうちにお店が増えて、どんな駅でもちょっと歩くと必ず一軒、お店をみつける。
    そしていまだに増殖中。
    なんでこんなに…、と前から来て見てたしかめたくて、それでやっと今日のここ。

    はじめてお店に入ってビックリ。
    ずっとながらく飲食店の店舗づくりを手伝っていた、ボクの目には驚くべきかな。
    あるべき場所にあるモノがなく、あってはならぬ場所にあるべきモノがある。
    例えば絶対、剥き出しになるべきでないお客様から丸見えの場所に製氷機が裸でゴロンと転がっている。
    お客様の居住性より、働く人の機能性。
    本来、壁があるべき場所に壁がないのはコストダウンと省スペースのための判断。
    クロスを使わずペンキで壁を飾っているのは、改修しやすくしてもいる。
    ここまで見事に大胆に、既製の常識を壊してあらたな環境作りをしているのって、むしろ見ていてすがすがしい。

    ここの売り物。
    そして同時にここ最大の収益源とされているのが、この餃子。
    ダブル餃子定食なる、主力商品を食べて味わう。

    1c60cbf7.jpegたしかにムチュンと歯ごたえたのしく分厚い皮。
    これは独特。
    ラーメンのサイドの餃子は、皮が薄くて中身タップリの方がおいしい…、といろんな会社やお店はそうした餃子を作る。
    ところがここの餃子は真逆。
    分厚い皮が中の肉汁をタップリ吸い込み、それがカリッと焼けていく。
    存在感が抜群で、しかも大ぶり。
    だから口に頬張ると、ただそれだけで充実感に襲われて皮までおいしい。
    ラーメンと一緒に食べるより、餃子をおかずにご飯を食べる。
    そっちの方がおいしく感じるなんだか不思議な独特が、いいんじゃないの…、って思ったりする。
    ここの餃子をもっと上等に磨いていくと、銀座の天龍や八重洲の
    泰興楼のようなご飯のおかずのための餃子になるんだろうなぁ…。
    自社で作ったこの餃子を、短時間でおいしく焼くための機器まで独自に開発しそれで名物料理にしたって、なかなか気合が入ってる。

    a56410da.jpeg今のおすすめメニューのコレ。
    熊本名物のタイピーエン。
    実は今日、はじめてここにやってくるというキッカケ作りをくれた商品。
    太平燕。
    中国由来ともいわれる春雨使ったスープ麺。

    軽い豚骨。
    脂控え目に焚き上げられた、やさしい味わいのスープの中に、コシを保った春雨麺。
    ツルツル、唇にやさしくなめらか。
    なのに、噛むとムチムチ、かなりの歯ごたえ。
    その独特の食感にちょっとやられる。
    しかも細くてたよりなく見えるくせして、スープをタップリ吸い込んで、なかなか旨くて力強い。
    小麦粉麺じゃないと思うと、健康的な感じもしてくるし。

    なにより立派と思ったのが、野菜をシッカリ炒めているとこ。
    キャベツに玉ねぎ、きくらげとかなりの量の野菜と一緒に、豚肉にエビ。
    それらそれぞれに焦げ目がしっかり付いていて、だから香りも香ばしい。
    野菜の甘みもきっちりでてて、ゴクゴク、飲めるスープも程良い。
    お酢をタップリ入れると、豚骨スープの脂くささがきれいさっぱり消えていき、スープのコクも増していく。
    決して、これは悪くない。

    9b513a07.jpeg昔っからの定番の、醤油ラーメンをためしてもみる。
    甘くてとても大衆的な濃厚スープ。
    豚骨スープよりもこっちがコッテリしてる。
    メンマも太くて程良くて、チャーシュー、煮玉子、どれも適切。
    ただ麺が、いかにも伸びぬように作ったずるい麺。
    とても上等なカップ麺のような食感、噛み心地。
    伸びない麺は消化も遅い麺でもあって、だからこれは腹持ちがいい。
    でもそれが体にいいかというと決してそうではなくて、本当はすぐにお腹が空く料理を食べた方が体にはいい。
    でも、お腹いっぱいを長続きさせようとすればこうした工夫も必要なんでしょう。
    まぁ、しょうがない。

    それにしても、デフレ勝ち組と言いながら、びっくりするほど安いか?っていうと、そうでもないのがまた面白く、なのにずっと繁盛している。
    なぜなんだろう?
    ちょっと研究してみましょうか、と思ったりした、寒い夜。

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    ■ コメント一覧
    日高屋
    おっしゃる様に、安くもないし、美味しくもないし、唐揚げは硬いしパサパサだし・・・、この美味しくなさ加減がいいのかもと思ったりしてますが。笑。
    サカキさんの研究結果をお聞きしたいです。
    オレンジさん / 2010/10/27(Wed) /
    不思議
    > オレンジさん
    ココよりもっと普通においしい中華料理屋って、そこら中にあるとは思うのですけれど。
    どうしてなんでしょう、不思議です。
    あまり真剣に研究したいと思わぬ対象物ではありますが、結果はださなきゃ…、って思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/27(Wed) /
    飽きた結果なのかも
    流行の家系ラーメンにいくと、
    1杯1000円近くになりますよね。。
    そういうのに飽きた人が行くのにちょうどいいのかも、
    と、思ったりします。
    チェーン店て、一人で入るのになんとなく安心感があります。
    あたりも無いけど外れもないという。。
    電マニさん / 2010/10/28(Thu) /
    がっちりマンデーで見たのですが、
    日高屋、土地選びがまずほぼハズレなしらしいです。全て社長がリサーチして、「ここだ!」という場所に出店。そして、少しでも赤字が続くと無理せず、すぐ閉店するそうです。
    あと、わざと70点ぐらいの味を目指しているそうです。「美味すぎると飽きられて客が限定されるから」とのこと。
    それと、居酒屋的使われ方を歓迎してるみたいで、
    ビールやドリンクで、利益を出してるみたいでした。
    サンタさん / 2010/10/28(Thu) /
    たしかに
    > 電マニさん
    ラーメン一杯に1000円も払うのって一体どうしたことなんだろう…、って思いますものね。
    パスタの世界でも、たった一皿のパスタに対する値段の高さに辟易して、サイゼリアのようなチェーン店ができたのも納得出来るような気がします。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/28(Thu) /
    なるほどぉ
    > サンタさん
    わざわざ70点を目指す。
    なんだか分かるような気がします。
    おいしいということは大切なのだけれど、美味しすぎると人は緊張してしまう。
    そしてそれが飽きにつながる。
    美人はすぐ見飽きる、というのと同じなんでしょうね。
    ただ、絶えず70点であり続けるというのはまたムツカシイコト。
    かなりの経営努力を必要とするように思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/28(Thu) /
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