夕食を終え、胡椒餅を食べ、それでもちょっと気になるお店があって〆。
「DOZO」っていう和食ダイニングレストラン。
二層分をぶちぬいた大きな吹き抜けの空間は、キル・ビルに出てくる日本料理のお店のようにみえたりもする、おしゃれであります、艶っぽい。
大きなバーカウンターに床を掘り下げるようにしてしつらえたテーブル席の脇の通路が、歌舞伎の箱の花道みたいに見えたりもする。
桜の花が咲いていて、太鼓があって料理を出すのにあわせて太鼓を叩くパフォーマンスがときおりあったりするのだそうな。
日本のどこにもない日本。
映像世界からにじみだしてくる日本というもののイメージが、こうして海外で形になって日本のボクらの目をたのしませると…、なんてステキでオモシロイ。
2階部分は桟敷のようになっていて、ガラス張りの壁の向こう一階店舗を見渡せるというゴージャス感が漂う個室。
ディスコのダンスフロアを見下ろす個室のような感じで、思わず「ドンペリ」って叫んでしまいそうになる(笑)。
オモシロイのがこの店で、個室をたのむとビールをたたえた大きなグラス…、底には蛇口がついていて、それをひねって自分でビールを注ぐことができるというかなりたのしいサービスが付く。
部屋に入った瞬間に「おーっ」ってみんなが声上げる。
料理はへんてこりんになりすぎない程度に創作された和食で、台湾の刺身のクオリティーの高さにビックリ。
揚げたゴボウや排骨ととんかつのちょうど中間みたいな揚げ物、生干しにしたイカを唐揚げにしたモノだとか、日本でやっても案外人気が出るんじゃないの…、って料理があって、なおビックリ。
みんなでこれからの飲食店のコトをあれこれ語り合い、台湾滞在の最後の夜を一緒にバカになりましょうと、大人カラオケにくりだした。
短い夜があっという間に開けて朝…、ホテルの朝食バイキング。
さすがにお腹の調子が普通じゃないようで、何か甘いモノを頭が探す。
それでフレンチトーストにする…、台湾の玉子は小さくしかも、黄身の色が明るいモノがほとんど。だからフレンチトーストも若干色白。
カリカリに焼いたベーコンをのっけてそこにメープルシロップという組み合わせ。
体に染み込むこってりとした甘みのおかげで、頭がシャキッと動き出す。
そうだ、お粥を食べてなかったと、それでお粥を取りに行く。
米粒が形をなくすほど炊き込むお粥と違ってちょっと日本のお粥に似たお粥。
味がついてないのに、おかずを乗せて味わうスタイル。
ちょうど横に豚の角煮がおかれてて、それをのっけてプルンと食べて、朝とした。
[2回]
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