サカキノホトンブログ長い一日、家で〆

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長い一日、家で〆

今日は一日、たのしくそして忙しく、はしゃいでちょっと疲れてしまう。
疲れるほどに遊ぶ一日…、ってなんてステキなコトなんでしょう。
そのひさしぶりに感謝をしながら、家でご飯を作って食べる。

まずはおでん煮。
白だしつかって汁をとり、そこに広島のかき醤油。
醤油と名前がついてはいるけど、これは立派なうま味調味料。
牡蠣のうま味がドッシリとして、醤油の風味と混じり合う。
これをお湯でただただ割って、そのまま飲んでも十分、おすましになっちゃうくらいの実力派。
そのスープの中で練り物中心の具材をコトコト煮込んで作った。

レンコン挟んださつま揚げ。
イワシのつみれに、今、一番のオキニイリでもある魚河岸を入れついでに牛筋。
時間をそれほどかけることも出来ずに、それで、２０分煮こんで火を止め休ませ、味をなじませ再び軽く煮こんで食べた。
牡蠣のうま味と練り物の油の風味が混じりあい、なかなかの出来。
今日は気づけば朝の二回と夜の料理が牡蠣風味。

一緒に餃子。
近所のスーパーでなんと５５円で売っていた。
チルドでしかも野菜だけを使って作ったというモノで、これがカリッとおいしかった。
さすがにジューシーというわけにはいかないけれど、焼き損じなくサクッと揚がる。
おいしい餃子もいいけれど、失敗せずにキレイに焼ける餃子もいいね。
足りぬ風味をおいしいポン酢と柚子胡椒添え補って、夜のお腹の足しとした。

〆におうどん。
鍋用の袋うどんっていうのがあって、それをたっぷりのお湯でゆがいて湯だめにします。

讃岐のうどんや、手打ちのうどんもおいしいけれど、ちょっと疲れた胃袋に袋に入った蒸したうどんはまたおいしい。
ヌルヌルヌルンとした表面。
噛む必要なく、トゥルンと喉をかけおりていく。
小麦の風味はそこそこでなによりなめらか。
お腹の底からあったまる。
まるでお湯を飲んでるみたいななめらかと、軽やか、やさしさ、儚さがいい。

九州地方のうどんがちょうどこんなうどんだったりいたします。
「水うどん」とかって言われることもあるほどなめらかにしてみずみずしくて、夜中ご飯にも負担が少ない。

大きなボウルに茹でたお湯と一緒にうつして生姜を散らす。
麺つゆに、醤油を足して一度煮切ったものにタップリ、青いネギ。
小口に刻んでドサッといれて、煎ったゴマふりお湯かける。
ズルズルずるんと、喉越し優雅。
ネギがシャキシャキ、奥歯で潰れ緑の香りを発散しながら風味を麺にそえていく。
今日は長い一日だった。
長くてしかもたのしい一日、本当にあれこれ、感謝する。

ところでとても気になった「モノ」を紹介した動画。
「Tree of Codes」という、本の形をなした「モノ」なのだけれども、これがとても独創的でオリジナル。

本の形をした彫刻というカテゴリーのアートなんだそうであります。
Jonathan Safran Foerという人のクリエーション。
本のページにスリットが入ってて、下のページのアルファベットが透かし出される。
だからページをめくるたびにアルファベットの並びが変わって、単語が次々あらわれてくるという趣向。
膨大な手間と時間をかけて完成したのでしょうね…、この作品。
ウットリします、オキニナリ。

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