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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    夜、南昌飯店でご飯を食べる。
    夕方までずっと家で仕事をしてて、風の強さにハラハラしてた。
    風を切る音が家の中までやってくるし、10回に一度くらいの割合で、窓がブワッと膨れるような圧迫感のある風がくる。
    それをおいかけ地震も何度か…、ココロが落ち着く暇もない。

    nsh.jpg表にでたら灯ともし頃で、空は深くて高い青い空。
    周りのビルにはあまり明かりが付いてない。
    近所のホテル。
    コンビニエンスストアーやオフィスビルの表の看板は、電気をつけることもなくしんみり暗い。
    夜になると暗くなる。
    当たり前のことなんだけど、意外なほどに新鮮で、けれど選んだ南昌飯店の周りだけ、パキッと明るい。
    これも一つのサービス精神と思いましょ。
    お店に入ると、いつものおかぁさんが飛んできて、地震、すごかったねぇ…、って言う。
    でもこの店、地震があったその日にもしっかり営業続けてた。
    たくましいねぇ…、って言ったら一旦、店を開けると決めたら絶対、開けるの。
    だって、みんな困るでしょう。
    紹興酒の瓶や厨房の中の調味料が割れたけどすぐ掃除してがんばったのよ。
    それよりこんなときに、ワザワザ選んでくれてどうもありがとうっていつもはくれないお茶をサービスしてくれた。
    ちょっとウレシイ。

    3716f7a3.jpegまずは餃子。
    ココの餃子はコロンとしてて、皮がツルンとしていておいしい。
    中にはタップリ、豚肉のあん。
    野菜少なめで肉のうま味がドッシリしてる。
    豚肉メイン…、しかも刻んで作ったホツホツとしたひき肉でだから、あんまりジューシーじゃない。
    皮のプルンとした食感と肉のたくましい歯ごたえのコントラストがとてもたのしい。
    今日は特に皮がパリッと焼きあがってて、香りも高い。
    そこに胡麻をパラッとふって、なお一層の香りをたのしむ。
    出来上がったばかりの一個目。
    酢醤油につけ、パクッと食べたらコレが熱々。
    皮がピトッと左の頬の裏側に、くっつきちょっと火傷をします。
    それでも懲りずに二個目もパクリ。
    やっぱり餃子は一口で頬張らなくちゃおいしく感じぬ、火傷なんて怖くない!

    e4bc4599.jpegボクの隣では近所の会社のおじさんたちが、紹興酒を飲み顔を真赤にさせている。
    今朝は朝から忙しかった。
    明日も早い、気合を入れてがんばろうぜってそんな勢い。
    元気でたのしい飲み会っぽい夕食の、ご相伴に預かる感じがありがたい。

    3種類あるセットメニューからチャーシュー麺とミニチャーハンのセットをもらう。
    澱粉モノでお腹をドッシリ、満たしたく…。
    ここのチャーシュー麺は、刻んだネギと刻んだ叉焼がタップリ麺に乗っかる香港風。
    しかもそれらをラー油であえて下味にする。
    それが醤油のスープにとけて、風味になって味わい深くしてくれる。
    シャキシャキのネギ、香港風の赤い色した硬い叉焼。
    それがスープに馴染んでいくと、シットリシナシナやわらかになるのがオモシロイ。

    写真では手前にあるチャーハンが大きく見える。
    けれどかなり小ぶりなのです。
    半チャーハンじゃなくミニチャーハン。
    たしかにミニで笑っちゃうほど…、けれど麺とチャーハンを一緒に口に含むと異なるでんぷん質が舌を転がり澱粉天国。
    満腹になる醍醐味感じる。
    麺とチャーハンの他に野菜サラダに杏仁豆腐がついてくる。
    ココロの満足もいただけた。

    表にでるとおそろしいほど寒い風…、東京でこれだけ寒いのだから東北の今日の寒さはいかほどか。
    東北の被災地…、今すぐにでも駆けつけていって何かをしたい。
    東京のシェフの人たちが何かおいしくて元気が出るものを作れるものであれば今すぐにでも…、ってそんな声も集まってくる。
    けれどボクらが今いって、何ができるかというと多分、邪魔になるだけなんでしょう。
    自衛隊をはじめ、世界中からこうしたコトに対処するプロが続々あつまって、本格的な復旧作業ができるような状態をまずつくっている…、そんな段階。

    Flickrにこんなページが公開されてる。
    operationtomodachi.jpg米国の支援軍が繰り広げている「Operation TOMODACHI」の活動記録。
    こうした画像をFlickrの中に乗っけるというコトが、まず今らしいなと感心すると同時にやはり、あまりにスゴイ被害の様子にココロが震える。
    それにしても「オペレーショントモダチ」って言う、作戦名のセンスの良さと温かさにステキだなぁ…、って思います。
    だって「友達作戦」ですよ…、ボクらもこれから「友達作戦」でがんばらなくちゃとゴキゲンになる。
    こうした写真をみると、こうした緊急下における現場仕事はプロがすべきこと。
    ボクらはボクらができることで、支援の気持ちを伝えればいい…、とそう再確認いたします。

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    いまできること
    被災地ばかりではなく、いまの職場でも私が出来ることはあまりにも少なく、どうにもこうにも無力感が襲ってきます。

    せめてと思い、食糧を無駄に買いだめしないようにと心がけた次第。

    関東でそれをやってもあまり役に立たないかもしれないですが…(-.-;)

    setsunaさん / 2011/03/17(Thu) /
    無力感
    > setsunaさん
    ボクも仕事が徐々に滞り始めています。
    さまだまな判断を先送りにする傾向が強くなってきているようで、今しなくちゃいけないことが少なくなり始めているような状態。
    元気の在庫がなくならないようがんばらねば…、です。
    無力感に襲われてしまうと、一日中、暗闇の中ってコトになりかねません。
    笑顔でニッコリ、今日の晩ご飯を何にしようか考えるだけでも笑顔ができるかもしれません。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/17(Thu) /
    はじめまして
    サカキさん初めまして。
    ほぼ日の連載でサカキさんのお話を楽しく拝見させていたいただいております。
    「食事にあって、料理に足りぬもの」は、何度も読見返しては、笑顔になったり感動して涙があふれたり、読み終えた後にちょっと心が豊かになれるそんな時間をいただいております。

    実は私も家族が宮城におり、東北の地震によって被害を受けております。幸いな事に家族全員元気で過ごしているようで、ときおりつながる携帯の声を聞いてすこしほっとしているという毎日です。

    私同様、おいしいものや、すてきな人や時間の好きな家族ですので、少しでも早くそんな時間を過ごせる事ができるようになってほしいと、今は心から願っています。
    satoさん / 2011/03/17(Thu) /
    安否の確認
    > satoさん
    ずっと安否の確認がとれなかった方とやっと今朝、連絡がとれました。
    うれしかった。
    なによりうれしかったのが、落ち着いたらお越しください、私も出かけていきますからとそう言っていただいたこと。
    ちょっとでも早く、また日常がもとに戻ることを心から念じる次第です。
    サカキシンイチロウさん / 2011/03/17(Thu) /
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