サカキノホトンブログ試作・撮影・牛タンで昼

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試作・撮影・牛タンで昼

午前中から、ちょっとした商品試作。
そして撮影。

居酒屋みたいな気軽なお店で、安くたのしめしかも儲かる料理の提案をしましょうよ…、といろんな料理をためして作る。
おもしろい。
高級な料理というのは、良い素材を正しく丁寧に扱いさえすれば割と簡単に出来てしまう。
けれど「安くておいしく、しかもたのしい料理」作りには遊び心とアイディアと、そしてそれぞれの食材に対する正しい知識と愛情が必要になる。
だからちょっとむつかしい。

でも、だから、あっというような料理が時折、生まれるもので、例えば画像のうどん。
袋麺を電子レンジであっためて、まずマヨネーズを絡めてそのまま皿に盛る。
そこにソース。
それからおかか。
たったそれだけで、まるでお好み焼き屋さんの焼うどん…、みたいになっちゃう。
簡単すぎて唖然となって、食べればおいしく呆然となる。
そんな料理や、あんな料理をいろいろ作って来週にする勉強会のネタとする。

そして昼。
テクっと歩いて牛タン食べに「一心」にくる。

東京ドームの裏っかわ。
東京メトロの後楽園の駅近くにある、牛タンだけの専門店。
さすがに最近、牛タンを好まない同行者のためにでしょうか？…、コロッケや鶏の唐揚げの定食を用意するようにはなったけれど、基本的には焼いた牛タンと麦飯を定食にして売るお店。
夜は居酒屋のようになる。

仙台風のこうした牛タン専門店の、発祥の場が「太助」という店。
そこに対するリスペクトもあるのでしょうか…、一心という名前を牛タン専門店に名付けてあげる、というのがステキ。
贔屓なお店。

牛タン1.5人前という、ちと贅沢を自分におごる。

分厚い牛タン。
炭でカリッと焼かれてながら、持て余す程の脂を滲ませテカテカ輝く、艶っぽさ。
額をテカテカ光らせた脂ぎったおじさん顔は嫌われるけど、テカテカ脂で輝く肉のかたまり…、となれば別儀であります。
箸でつまむとズッシリしてて、噛むとジュワッと肉汁、飛び出す。
歯ごたえしっかり、最初は抵抗するけれど、あるところまで歯が貫くと途端にスパッとちぎれてくれる。
軽快な繊維質。
歯にまとわりつくなめらかな肉。
このドッシリを受け止めサラっと口の脂を拭うには、普通のご飯ではなくパラっと軽い麦飯じゃなきゃいけないんでしょう。

これを食べると焼肉屋さんの薄切りタンが、まるで別のモノに思える。
お気に入り。

ところで、これ。
まだコンセプトモデルということではありますが、なかなかに興味深くておもしろいキッチンガジェット。

The STIRR Automatic Mixer from uutensil from Apartment Therapy: The Kitchn on Vimeo.

Stirr - automatic sauce stirrer、っていう名前。
直訳すれば、自動ソースかき混ぜ器。

名前の通り、鍋の底に具材がこびりついてしまわぬように、グルグル、鍋の中を歩き回るようにしてかき混ぜる歩行ロボットみたいなグッズ。
動画ではオムレツを作るのを手助けし「損なって」て、ちょっとへたれでありますが、たとえばこれで麺を茹でるとき麺がくっつかないようにする。
…、であるとか、カレーやシチューがこびりつかないようにプログラムする。
…、であったりいろんな実用的な使い方があるんじゃないか、って思ったりする。
こなれた値段で実用化されたら、案外、ニーズがあるかもしれない。
ボクは結構、欲しいかも。

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2009/07/24 (Fri) ダイアリー Trackback() Comment(0)

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