今日は大きなイベントの日…、日本全国から飲食店の経営者の方がと一緒にこれからのお客様の喜ばせ方を考えるための勉強会。
場所は御茶ノ水ということもあり、ひさしぶりにスープストックで朝をとる。
ビスクであります。
オマール海老の濃厚スープ。
出勤途中の乗換駅の四ツ谷の駅上。
アトレの中にスープストックのお店があってそこでコレを食べるのがたのしみだった。
けれど今は改装中。
つい最近まで、それでもパンのポウルと成城石井は営業していた。
ところが先日、四ツ谷の駅前を車で通ってみたらばなんと。
正面玄関が完璧にクローズされてて、その2店舗もお休み中。
今となってはいろんなところにある店ではある。
エキナカブランドの一つでもあり、けれどこれはやっぱり朝に食べたくなるモノ。
御茶ノ水駅の駅前に、一軒ココのお店がありこれ幸いと朝にした。
朝食セットが500円。
ハーフサイズの好みのスープに、ご飯かパンが選べる仕組み。
いろんなスープが多分あるのです。
けれどココではメニューを見ない。
正確には「ビスクがあるかどうかを確認するためにメニューを一瞥するだけ」で、大抵、目立つ場所にビスクの写真があるから他の商品に関心を示す隙がないと言った方がいいのでしょうな。
今日もビスクで、ニッコリと!
ポッテリとした喉越しのよい濃厚スープ。
雑な食感がないのですね。
といってサラサラしているわけではなくてススッと、喉からお腹を撫で回すようなやさしい食感。
食物繊維のようなモノを感じはするけど、何かが引っかかるような感じがするわけじゃない。
好きだなぁ…、このなめらかさ。
エビの風味とトマトの酸味。
ハーブな香りがスープのうま味をキリッとひきしめ、後味さわやか。
おいしいクセしてゴクゴク飲める。
丼一杯。
あるいは鍋にまるごと一杯、飲めてしまえるかもしれぬ味。
ただココのご飯も不思議とおいしいのです。
白ごままぶして塩で味を整えたモノ。
噛むとプチプチ、胡麻がはじけてその食感がおもしろく、しかも胡麻の風味が広がる。
お腹にほどよくたまるゴチソウ。
イベントの前。
元気を出そうと思うとご飯はやっぱりお米。
好きな料理をお腹に収め、笑顔でニッコリがんばろう。
それにしてもこのお店…、表通りに向かって大きな窓が開かれていて、外は雪でも明るくとても気持ちいい。
耳をすますとシャリシャリと、雪を分けて走るタイヤの湿った音がするのもなんだか、雪国気分にしてくれる…、冬のコト。
ところでお店に入る直前に、ちょうどお店の前の雪かきが終わったところ…、なのにたった20分ほどの間にうっすら、道路全体が白くなってる。
時間帯も悪かったのかもしれないけれど四ツ谷から御茶ノ水までの一駅に15分ほど要するノロノロ運転で、駅についたら表の通りはシャーベット状。
聖橋の上から眺める中央線も、白くけぶって冬景色。
太陽が眩しい日には投げ、砕かれる「檸檬」も今日は無事だろうね…、と思いながら足を早めて勉強会の開場にゆく。
冷えた消費者心理の反面、競合ばかりが激しさを増す外食市場、そこで戦うコトは大変。
けれどぼやいてばかりいてはしょうがなく、これからの時代の戦い方をみんなであれこれ議論、特にウェブを使ってのお客様とのコミュニケーションのとり方なんかをレクチャーします。
飲食店というのはそもそも「人と人とがふれあうことで成立する商売」なのに、それを忘れたお店が多くそれじゃぁ、いかんぞというコトで。
現場の準備が忙しく、それでランチはパンにしました。
スープストックの入ったビルの、地下にある「カフェデンマルク」。
胡麻を混ぜたパンで挟んだ、玉子とエビのサンドイッチ。
これがホツホツ。
パンがおいしく、ソフトな食パンのように見えて噛みごたえがシッカリしてる。
胡麻がプチプチ、奥歯ではじけて笑っちゃうほどおいしく感じる。
具材の玉子サラダとエビがフックラ、プリンと口ではじける。
それにソーセージをデニッシュペストリーで巻いて焼き上げた調理パンに、チェダーチーズをタップリねりこみ焼いたソフトフランスパン。
デニッシュペストリーがシットリしてて、サックリ歯切れてとてもおいしい。
この店、実はアンデルセンの系列店でなるほどだからデニッシュペストリーが本場譲りのデンマーク的…、層なす生地と生地の間に空気が幾重にもしこまれていてホロッと崩れる儚さが良い。
プレゼンテーション用の資料をレクチャーの直前まで試行錯誤で練りこんでいて、顎を使うと頭にいろんなアイディアが湧いてくるのがありがたい。
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無事レクチャーも終えてそれから懇親会。
バフェを囲んでみんながあれこれ近況報告に情報交換。
同じ気持ちと志を持ち、日本のいろんな街や地域でお客様をもてなし続ける人たちが、同じく抱く疑問や悩み、そして成功体験を分けあいニッコリ。
また会いましょう…、とお開きになる。
夜になったら雪も雨も終わってて、けれど風は冷たくボンヤリしてたら足元すくわれ飛ばされそう。
ブルブルしながら家に帰る途中に、ちょっと小腹がすいたよう。
体の疲れをリセットするような食べ物たべたく、それで妻家房による。
いつもは辛くて熱いもの。
お腹の中まで汗かくような韓国料理で元気を出そうとくるのだけれど、今日はちょっと気持ちが違う。
お腹に汗をかいてしまうと疲れが一層つのるようで、それでお腹に心地良いモノ。
それでなぜだか冷麺食べる。
スルンと冷たいスープが旨い。
細くてシコシコした麺で、噛もうとするとスルンと喉にながれこむ。
スベスベしてて冷たいクセして肉のうま味をドッシリ含んだ濃厚スープにお腹が調子を取り戻す。
具材は煮込んだ牛すじ肉と甘いキュウリに薄切り大根。
それで十分おいしいのだけど、カクテキ追加でとってカリコリ。
漬け込み汁を冷麺のスープにあわせて辛味を足した。
熱々料理の直接的な辛味と違い、冷たくされたスープに混じる辛味は口や喉にはやさしくて、お腹の中でじんわり辛さを発揮する。
冷たいモノを食べてるはずが、徐々に体がポカポカしてきて、なによりカリカリ、ツルツル、スベスベといろんな食感、歯ごたえをたのしむコトができてたのしい。
熱々のコーン茶飲んで口をスキッとさせてさてさて、部屋に帰ろう。
部屋に戻って落ち着いたらば、お風呂に入って寝ましょうと思って帰る、夜の道。
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