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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    田舎からおいしい小包が届いてお昼。

    bd9a4df5.jpgママのおかずを温め、食べる。
    3日ほど前の会議中。
    突然、母から電話がかかってきたのです。
    立派な大根がダンボール箱で送られてききたから、それで煮物をこれから作るの。
    もし週末にいたら送ってあげるから。
    この週末は家にいる?って。
    会議中だろうがなんであろうが、母にはお構いなしなんでしょう。
    日曜日の午前中なら必ずいるからって、言って電話を切ったらば、みんなに「ママ飯ですか?」って笑われた。

    ありがたいこと、そして今朝。

    ダンボール箱にギッシリおかずが入っていてズッシリ重い。
    最近の母、箱詰めがとても上手になったみたいで、荷物のサイズ以上にギッシリ、いろんなオカズがはいってた。
    そこからいくつか、目につくモノを温めた。
    まずは煮物。
    大根、ニンジン、そして筍。
    水気を切って真空パックになってたモノを、アゴ出汁とった中に入れクツクツ煮こんで目醒せた。
    中まで味がしみた大根、クチュっと奥歯で潰れておいしい。
    根っこと頭の両方入って、それぞれ異なる食感たのしいたけのこや、なにより金時ニンジンの甘くて香り高いことにはウットリします。

    e2d546ae.jpg肉を燒きます。
    豚肉を麹漬けにしたのが2枚入ってて、それを使って。
    麹独特のドッシリとしたうま味と香り。
    指できれいに麹をこそげ、布巾でかるく撫でてやる。
    豚肉スキッと透き通り、あめ色になったところを網にのっけてグリラーでやく。
    麹の香りと脂の匂い。
    切なくなるような甘い香りが台所の中を満たして、それが徐々に香ばしくなる。

    さて、頃合いと裏返し再びしばらく待って出したら、コンガリ焼けててツヤツヤとてもおいしそう。
    噛むとカプッとスッキリ歯切れる。
    程よい厚さの豚肉は、まるで前歯で噛み切られるのがシアワセだ!…、って言うがごときの潔さにて口に入ってうま味を吐き出す。
    歯ごたえたのしく、しかも脂がクチュっと潰れる。
    上等にして上品な脂がササッと口にひろがり、ご飯がほしい!と唸るよう。

    3ce11dc7.jpg贅沢ごはんを用意する。
    荷物の中に入ってた、明石の穴子。
    細身でかなり筋肉質。
    激しい潮で鍛えられた頑丈なのを浜焼きしたのが何本も。
    それをザクザク、細切りします。
    1センチ弱。
    包丁の歯に抵抗するほど健康的で、その頑丈を3本分。
    炊きたてご飯の上にのっけて、電子レンジでチンします。

    カチッと焼けた焼き穴子。
    シッポをもつとそのまままっすぐ持ち上がるほど、乾いた感じの穴子がフックラ、ご飯の蒸気でまるでむされたようになる。
    魚の香り。
    炭の香りがご飯にうつり、フックラちょっと膨らんでいく。

    タレをあっためかけまわし、まぶしご飯のようにする。
    噛みしめるごと、おいしさつのる穴子の味わい。
    ときおり触る小骨のホツホツ。
    自分の脂で揚がったように仕上がった、身の端っこが江戸前風とは違った穴子の歯ごたえくれる。
    脂混じりのタレがからんだご飯もスベスベおいしくて、昼の食卓、贅沢にする。

    ce7cf544.jpg小皿をいくつか。
    蕪の浅漬け。
    一口大に切り分けた小蕪を葉っぱと一緒に漬けてる。
    水洗いして塩でもみ、そのまま袋に詰めて送るというレシピ。
    それで数日。
    母の田舎からボクの街まで、旅する間においしく漬かってくれるのですね。
    夏は温度が上がってしまって、つかりすぎるコトが時折あったけど、秋からピタッと味が決まってる。
    本当に程よき塩加減。
    蕪独特のクニュっとぬめった食感と、けれど芯の部分はコリッと生の状態わすれぬ加減。
    田舎とボクとの程よき距離感、感じてニッコリ。
    ユックリ味わう、感謝する。

    宇和島産のじゃこ天を焼く。
    フライパンに油をひかず、弱火で乾煎り。
    あまり触らず、揚げた油の力を借りて、揺するとかさっと乾いた感じが箸に伝わるまで焼き上げる。
    ひっくり返しておなじよに。
    魚の香りがポワンと膨らみ、じゃこ天自体もフックラしてくる、それが食べ頃。
    切りもせず。
    何も付けずにそのままカプリ。
    出来立てじゃこ天みたいな風味に食感で、ムッチリとした生地にホツホツ小骨が混じるたのしさ味わう、そんな昼。
     

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    ■ コメント一覧
    かけがえのない時間
    サカキシンイチロウ様、こんばんは。
    素敵な食、かけがえのない時間でしたね!
    懐かしいです。
    私の母も、同じようにしてくれました。

    かなう間に、美味しく味わって、ありがとう。を伝えてあげてください。
    過労死予備群さん / 2011/12/11(Sun) /
    心から
    > 過労死予備群さん
    心から、ありがとうって感謝するほかないゴチソウです。
    サカキシンイチロウさん / 2011/12/11(Sun) /
    いつまでたっても
    これでもか!ってくらい愛情ぎゅう詰めのママ飯、さぞ美味しかったことでしょうね。
    いつぞやのサカキさんの日記に、一度に食べてはいけませんよという内容のお手紙が入っていたくだり、大笑いしてしまいました。お母様にとっては、いつまでも小さなシンイチロウ君なのでしょうね。

    そんな私の母も、別れ際には「トイレ大丈夫なの!?」といーかげんアラフォーの娘に向かって欠かさず聞いてきます(笑)
    もう子供じゃないんだからさと言い返していた頃もありましたが、最近はこれも親孝行かと、逆らわずトイレを借りてから実家を後にする私です。

    Nimamepandaさん / 2011/12/12(Mon) /
    良い子
    > Nimamepandaさん
    母の前では、良い子でありたいですね…、いくつになっても。
    昨日も送ってくれたオカズをいくつか冷凍庫に入れたあとでまた電話がかかってきて、全部一度に食べるんじゃないですよ…、って言われました。
    ありがたいです。
    サカキシンイチロウさん / 2011/12/12(Mon) /
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