サカキノホトンブログヘドラを観る夜

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ヘドラを観る夜

夜、ここ数日間の食べ過ぎを反省しながら、家飯とする。

サラダをメインといたします。
ロメインレタスを丸ごと一個。
氷を浮かべた冷たい水の中に根っこをざぶっとつけて、しばらく放置。
ロメインレタスがゴクゴク、氷水を吸い込み葉っぱの先までパリパリ潤い、シャキッとしてくる。
それを取り出し、大きく揺すって水気を切ります。
それをバリバリ。
両手で掴んでちぎってボウルに放り込む。
タオルで余分な水気をぬぐって、そこにサウザンアイランド。
ディルの葉っぱと刻んだオレガノ。
それに刻んだピクルスを入れケチャップ、それからマヨネーズ。
タップリ葉っぱの上にほどこし、両手で軽く揉むようにして葉っぱ一枚一枚に塗りつけるようにしてなじませる。
塩と胡椒を両手にすりこみ、それで軽く葉っぱをトスしてお皿にもったらできあがり。

ロメインレタスの甘さとシャキッとした歯ごたえが、活き活きしててとてもおいしい。
ドレッシングをかけるだけでは葉っぱはただの葉っぱのまんま。
それをやさしく葉っぱ全部に「ドレス」させるようになじませて、初めて葉っぱはサラダになる。
ハムを刻んで一緒にあえて、ゴチソウサラダをメインとす。
そういえば、新宿ハルクの地下の売り場に売ってるマカロニサラダの単位が２００ｇ単位になっていた。
おいしくって好きだったんだけど、食べきれぬほどの分量があった。
それがほどよきサイズになって、それで笑顔でかって味わう…、塩とレモンで味を整えなおして食べるとなんともおいしい…、オキニイリ。

鶏を軽く揚げたモノやら、茄子を炒めて煮含めたのとか、料理をいくつか作ってつまみ、〆はイカ焼き。

大阪からの出張販売だったのでしょう。
大阪弁の陽気なおにぃちゃんが、ひとりで焼いては、ひとりで売ってた。
大きなドラム缶みたいな容器にタップリタネが入ったモノを、汗だくになって運んでそれで焼いていた。
鉄板の上にタネを流して、そこにイカゲソ。
上から重たい鉄板で、押し付けジューっと焼きあげる。
その度、甘い香りがフワッとやってくる。
香りに誘われ、それで思わず立ち寄った。

ムッチリとした小麦のタネ。
お好み焼きとはまるで違って、噛むと伸びるんじゃないかしら…、って思うくらいに頑丈な生地。
二枚買った一枚は、醤油で仕上げたネギイカ焼き。
もう一枚は、ソースで仕上げたまさに大阪の粉物文化の味がする。
冷たいままでもおいしいですよ…、と言われてそのまま食べるとたしかに、ムッチリとした生地の食感が一層際立つ。
シャキシャキとしたネギの食感。
なによりイカの強烈な海の旨みにウットリとなる、お腹もほどよく一杯に。

ところで今日、仕事をしながら家でビデオを流し見してた。
ただこの一作だけはどうしてもながら見することができずにじっと、まじまじと観た。

「ゴジラ対ヘドラ」という怪獣映画ではありまして、けれどかなりハードな内容。

ヘドラというのは、ヘドロが産んだ怪獣で１９７０年代に問題になっていた公害問題がテーマとなった話なのですね。
そもそもゴジラは原子爆弾が作った怪獣。
だから彼が吐く光線は放射能…、そもそもゴジラの初期の映画が自然になじまぬゴジラのパワーを、人の日常生活のどこに落とし所を作るかという、それがテーマになっている。
子供心になんだか変な話だなぁ…、と思いながらもあまり意識をしないでみてて、けれどこの「ヘドラ」との物語だけは恐ろしくって記憶に鍵をかけていた。
ひさしぶりに見て、あぁ、重たい。
いろんなコトを考えさせられる、おそらく今の大人が見るべき映画なんだろうとも思います。

上の貼った動画は主題歌。
２４分という長さではあり、そのほとんどはリフレイン。
コレ以外にもっといい音源がありはしないかと思ってあれこれ探したのだけど、この映画の異様で当時のサイケなムードを表している静止画がいくつか貼られているので、これを選んで掲載しました。
重たい歌詞にビックリします、今、聞き直すと感無量でありました。
そういえば、ヘドラを産んだ田子の浦。
４０年以上もたったいまだに公害訴訟が続いてる…、自然を元に戻すのは大変なコト、それも重たい事実です。

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2011/05/01 (Sun) ダイアリー Trackback() Comment(0)

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