サカキノホトンブログピタゴラループゴールドバーグ的

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ピタゴラループゴールドバーグ的

ちょっと頭が痛い気がする。
今日の花冷えと呼ぶには厳しすぎるほどの寒さにちょっと体調、崩しましたか。
食欲足らずで、蕎麦を作ってたぐることにする。

今日は乾麺。
生の麺を茹でるときより、若干、少なめ。
広いお鍋で麺を茹でても踊らぬような深さのお湯でクツクツ、茹でる。
乾いた麺が水分含んでやわらかくなるまで、麺が暴れてこわれぬように。
麺がしなってなめらかになる頃合いで、別に沸かした熱湯注いでタップリの湯量で麺を踊らせる。
この二段階の一手間が乾麺おいしくさせるコツ。

時間通りに茹で上げて、一旦、とりだし冷たい水でジャブジャブしめる。
キリッと麺をひきしめて、ヌメリを取ったら再びお湯にくぐらせてあったかくして椀に盛る。
そこに出汁。
熱々にした出汁をはって、刻んだネギにとろろ昆布。
梅干し一個をのっけて蕎麦のできあがり。
ヌルンとした蕎麦そのものの食感に、とろろ昆布のヌメリがくわわる。
海藻独特の強いうま味が出汁に混じって、おいしさひときわ引き立てる。
チュバッと梅を口に含んで、酸味で口をリセットし、再びズルンと蕎麦たぐる。
コックリとした濃厚な味、結局今日は一日三食、麺となる。
夜のお腹があったまる。

ところでこれ。
ピタゴラスイッチ的なるミュージッククリップ。
「OK Go」ってバンドの「This Too Shall Pass」なる新曲のプロモーションビデオなのだけれど、かなり痛快でおもしろい。
小さいモノがどんどん大きくなってって、倒れる、壊れる、潰れる、ぶら下がる。
破壊的なるあれやこれがとてもたのしい。
まずどうぞ。

でもって日本で「ピタゴラスイッチ的」と呼ばれるこれ。
動画のタイトルにも「Rube Goldberg Machine version」とあるように、正式には「ルーブゴールドバーグマシン的」というのだそうです。
もともとルーブゴールドバーグっていう漫画家が考え出した表現方法。
新聞風刺漫画を得意にしていた彼が、普通にすれば簡単に出来ることをワザワザ機械で複雑にしていくへんてこりんを風刺したんだ…、って言われてる。

たしかに、たしかに。
本来、包丁に箸に鍋がありさえすればほとんどの料理ができるのに、人は次々、いろんな道具を作ってく。
簡単と便利を売り物にしたさまざまを、使いこなすために新たな手間が生まれてく…、ってまぁ、それを無駄と思えばまるで無駄。
ルーブゴールドバーグ的をボクが一番印象的に思い出すのが「トムとジェリー」。

これぞ無駄。
でもたのしい無駄でございます。
因みにさすがディズニーですな…、YouTube上には動画がほとんどみあたらずニコ動のリンクがかろうじて…。

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