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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    先週までのミートウィークにピリオド打とう…、と渋谷に来ます。

    魚力という店。

    44583f4c.jpeg魚屋さんが経営する、昼は魚でご飯をたのしみ、夜は魚で酒を飲む…、という店。
    ひさしぶりにやってきます。
    渋谷とはいえ、渋谷の街の北の一番はずれから、歩いて10分ほどもかかる場所。
    しかもどんどん住宅地の方に向かって行くので、夜は真っ暗。
    ほんとにこんなとこにお店があるんだろうか?って思うような場所にポツンと姿を現すまさに隠れ家。
    しかもお店の入り口部分は魚屋で、ドアをあけると魚が一杯陳列されてる。

    4人です…、っていうと二階へどうぞと。
    お店を一旦でるようにして、狭くて急な階段をとんとん上がって二階にいくと、ほどよく大きな気持ちよい食事の空間。
    ご機嫌なおにいちゃんの説明を聞きつつ、注文します。
    刺身、煮魚、焼いた魚に丼と、どれも魚が主役の料理。

    まずは定食。
    生鮭のブラックペッパー焼きがメインの夜の定食。

    157c4975.jpegやってきた鮭。
    まずは分厚い。
    切り身の切り方が分厚い上に、身そのものがそもそも厚い。
    かなり丸まる太った鮭の、脂がのってひときわ太ったところをスパッと切ったのでしょう。
    そこにタップリ、黒胡椒を押し付けるようにまぶして焼いたの。
    自分の脂でこんがり焼けた証のあばたが、なんともおいしい表情で、しかも皮までパリパリ焼けてる。

    食べるとシットリ。
    身離れがよく、脂の焼けた匂いがおいしい。
    回転寿司なんかでは、最近、鮭を生のまま食べる握りがはやってるけど、やっぱり鮭は焼くか揚げるかに限るなぁ…。
    独特の脂臭さが「おいしい脂の香り」にかわり、水気が逃げて旨味がギュギュっと凝縮するのがとてもうれしい。
    おご馳走。

    ここの名物のひとつの丼。

    f56afd00.jpegいくら丼やら、中おち丼やらいろんな海鮮素材を乗っけた丼があり、中でも気になった「ホタテとうにの丼」食べる。

    トロンとなめらか。
    しかも噛むと前歯にシャキッと軽く歯切れる感触がホタテ独特。
    歯茎や奥歯にマッタリ、ネットリ、まとわりついてなでまわすよな肉感的に、身もだえる。
    ウニも渋みをほとんど持たぬ、甘みが勝った新鮮なモノ。

    海鮮丼って、これからまだまだ伸びる可能性を秘めた料理じゃないのかなぁ…、って思ったりする。
    健康的。
    鮮度一番のちょっとグルメな感じもあるし、といって刺身に使えぬ半端素材を上手に使えば安く作ってたのしんでもらうことも出来る。
    賢くたのしい料理じゃないか…、って思ったりする。
    まさにこれ。

    とりあえず…、な料理もいくつか。

    529abdd1.jpeg寿司屋のネタそのままの卵焼きだったり、たらこをブツブツ、ぶった切っただけのものとか、メインの料理以外に余分な手間をかけるのは粋じゃない!
    …、って居直りに近いほどのシンプルなもの。
    けれど卵焼きはしっかりあっため、ホカホカだったし、たらこはプリプリ新鮮で決して間違ったことをしている訳じゃない。
    定食につくマグロの刺身も、ぶつっぶつっと角切りにした飾り気のない仕上がりで、むしろそれが「魚屋さん風」を演出してる。
    悪くない。

    そうそう、シジミの汁がとてもおいしい。
    おいしい汁は、出汁と味噌とのバランスの上にはじめて出来る。
    ココのはどちらも見事に旨い。
    腹一杯がたのしく出来る。
    今度は昼にまた来よう!

    食後の運動しませうか…、と散歩しながら渋谷に向かう。
    湿気もとれて、風もすゞやか、気持ちよい。
    昔の日本の夏はこんな夏だったよネ。
    昼がどんなに暑くても、夕立一つで涼しくなって日がとっぷりとくれたなら、ひんやりするほど風がなんとも気持ちよかった。
    今日はそんな昔風の夜。
    ご機嫌になり街を突っ切り、渋谷の街の南の端でこの店、見つける。

    博多天神。

    0bf36aa7.jpeg名前の通り博多豚骨ラーメンの専門店。
    街を歩く人の人通りだけが多くて、はやっているお店が多そうには見えぬ界隈で、この店だけがひときわ混んでた。
    明るい店内。
    元気なおじさんがニコニコしながら働いていて、その雰囲気に吸い込まれるように近づいた。
    運良く4人がけのテーブルひとつが空いていて、気づけばそこに座ってた。
    お店を選ぶということは、こうした勢い。
    ほんの少しのきっかけを信じてそれにすがること…、ってそんなことを思ったりする。
    厨房の中をみると壁に大きな張り紙。

    「凛とした職場環境を作りましょう。」

    そうそこには力強い文字で書かれてて、食べ手のボクも凛とした気持ちになった。
    ネギらーめん。

    d3f18582.jpeg博多の青いネギを刻んだ青々が、真っ白なスープの上にタップリのってる。
    キクラゲ。
    海苔とあらかじめ丼の上に飾られているのは最小限。
    テーブルの上に胡麻や高菜に紅ショウガ。
    博多の定番がドカっと大量に用意されてて、それをパッパと好みであしらい、ズズっとすする。
    細い麺。
    固めにパキっと仕上げた麺が、スルスル、スープを口に運んで、おお、旨い。
    濃厚、ポッテリ、クリーミーでけれど後味が不思議とスッキリ。
    喉に負担がかからない。
    風味を変えるか、と振った胡椒が普通の白い粉胡椒。
    特別こだわった胡椒ではないけどそれがむしろ、博多ラーメンにはぴったりとくる。
    普通に旨いが、こうしてはやっている理由…、ってそんなことを実感いたす。

    飲んだ後の〆にはピッタリ。
    さすがに焼き魚定食に丼を食べたご飯の〆にはちょっと重たくはある。
    けど完食。
    せっかく肉から離れて魚の夜になったとおもったら、結局最後は肉のスープで終わりを迎える。
    まあそれもよし、月曜日。

    明日は七夕。
    やさしい天気になるといい。

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    星に願いを
    魚力!
    ここのお兄さんのオーダーの取り方って独特のテンションでよいですよね(笑)。

    昨日、ご飯を食べに行ったら、梶の葉が八寸に使われていました。七夕ですね。
    お願いごと、されましたか?
    ハヤミズさん / 2009/07/07(Tue) /
    かつてのおだやかが戻ってきますように
    > ハヤミズさん
    そうそう。
    本当にここのお兄さんのハイテンションには、知らないとビックリしちゃいますよね。
    毎日、あのテンションを保つっていうのも努力の賜物なのか、それとも生まれながらの才能か。
    ちょっとうらやましくなったりします。

    七夕のお願い。
    おだやかであることの一言に尽きました。
    サカキシンイチロウさん / 2009/07/07(Tue) /
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