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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    松山にくる。
    生まれ育った街…、であります。
    街の真ん中に小高い山があり、そのてっぺんにお城があって、ちんちん電車が走ってる。
    緑豊かでのどけき都会。
    能天気で小さいことを気にしない、幸せなボクの性格はこの街がプレゼントしてくれたモノ…、って今でも思う。
    ひさしぶりのこの街は、今日もおだやか。
    いい気持ち。

    suke6.jpg「チャイナハウスすけろく」って店にきます。

    ボクが小さな頃には餃子がおいしい中国料理の専門店として有名で、街の中に何軒かのお店があった。
    けれどその後、人の生活の中心が街の中から郊外の住宅地の方に向かっていった、そんなタイミングで郊外型のファミリーレストランの姿を借りた、気軽な中国料理レストランに転身をした。
    それがあたって、今でも繁盛。

    ひさしぶりにここの餃子を食べる。

    8d29ed5c.jpegこれが、本当、懐かしかった。
    プルンとした薄皮。
    半分カリッで、でもペロンとやわらかで中国風の風味が口の中いっぱいに広がってくる。
    五香粉や八角の香りがほのかに漂う、ちょっと癖のある香りに、なるほどボクが他の地方のどの餃子にもなんだか一味足りないなぁ…、と思っていたのはこの風味だったんだ…、って再認識する。
    なつかしい。

    平日の昼のお店には、お年寄りのお客様がたくさん集まる。

    食べなれたモノ。
    メニューを見ずともたのめるほどに、ずっと昔から食べられ続けたここの料理をたのしみにくる。
    たとえば冬が終わって暖かくなりはじめると、冷やし中華はまだですか?って電話で問い合わせがくるほどだともいう。

    312b3000.jpeg錦糸玉子に蒸し鶏に、きゅうりにシイタケ。
    それらを富士山を見立てた山型に綺麗にもって、さっぱりとした酢醤油ベースのタレかけた、まさに普通の冷やし中華に、なるほどこれなら安心できる…、って思ってしまう。

    お年寄りに愛される店っていいですよね…、って言ったらなんと、うちには78歳のパートさんがいるんですよ。
    その人、実はお母さんのおなかの中にいたときがちょうどこの前の世界恐慌の時だったそう。
    だから100年に1度の不況を二回も経験したのよ…、って最近、自慢げにいう元気がとってもうらやましい…、って。
    へぇーって思う。
    素晴らしい。

    料理はどれも本物です。
    仕入れたタレで具材をいためて出来上がり…、ってする中国料理レストランが多い今、ここはキチンと鍋の上で調味料を合わせて作る。
    だからちょっとブレが出ることもあるけれど、出来合いじゃない手作りの味がする…、というのですね。
    確かにどれを食べても気合の入った味。

    4b023dbc.jpegちなみにこの画像の一番手前にあるのが、ここの名物ラーメン。

    すけろくラーメンという名前で、縮れの少ない細玉子麺を、とろんととろみのあるスープとあわせる。
    とろみが麺のヌルンとした食感をより一層に引き立てて、細い数本が太い一本の麺のようになって口の中に放り込む。
    唇はまるでうどんのように太い麺を感じる。
    ところが口の中でとろみがなくなって、するとパサッと幾本もの麺にほぐれてちらかる。
    オオッと思う。
    思うまもなく麺がスルンと消えていく。
    そのはかなさがとてもたのしく、次から次へと麺を口へと運び込む。
    しかもとろみがスープを冷まさず、ずっと熱さが長持ちするのが、またうれしい。
    ラーメン屋のラーメンじゃなく、レストランのラーメンというお行儀のよい味わいがよい。
    なつかしい。

    厨房の中では、ズラッと並んだ中華レンジ。
    その前で、汗をかきつつ猛烈な勢いで鍋を振る人。
    つまり、裏方部分はまるで昔の中国料理の専門店で、なのにお客様にはそんなコトを微塵も感じさせない努力。
    テーブルにいて出てくる料理をみていると、まるでファミレスみたいな気軽とわかりやすさに満たされていて、こんなギャップを「粋」と感じる。
    いい店だなぁ…、って思います。
    プロの人たちが、自分たちにしかわからぬ専門用語で語る店ではなくって、お客様にわかりやすい言葉でやさしく語りかける、そんな店。
    ますますいいなぁ…、って思いました。
    また、来ます。

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    無題
    これからも
    すけろくをよろしくお願いします!
    店長の息子さん / 2010/09/04(Sat) /
    こちらこそ
    > 店長の息子さん
    長い間ご無沙汰しております。
    そろそろ松山まで飛んでいって、味わわせていただきたいと思っています。
    よろしくお願いいたします。
    サカキシンイチロウさん / 2010/09/04(Sat) /
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