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2025/12/07 (Sun)
マクドナルドと嫌煙席
マクドナルドで朝にします。
ホットドッグ。
ファストフード=作り置き…、っていうのはもう遠い昔の戯言のようになっちゃいました。
ここでも料理は注文してから作られる。
ちょっと待っている程度の時間で作られるモノしか売られていないと思うと、それはそれでさみしいモノがありますけれど、まぁ、それもよし。
ファミレスの中途半端に手間のかかったスパゲティーより、電子レンジで仕上げるコンビニパスタの方がおいしかったりする時代です。
まぁ、それもよし。
ちょっとしたタイミングのズレがあったのでしょう。
かなり待つ。
どうしたことか厨房の中でボクのホットドッグがポツンとしばらくほったらかしになっていて、なんだかボクが見捨てられたみたいで寂しくなる。
それからまたまたちょっと待ち、それでやっとトレーをもらってテーブルにつく。
ようやくボナペティ…、いただきます。
プチュンとしたここのフランクフルトの噛み応え感。
やわらかなのにハリがあり、肉の風味はおだやかでけれどうま味と肉汁タップリ。
フッカリとしたパンの風味や食感と見事な相性。
このパンにはさまれるために生まれてきたような、そんな味わい。
オキニイリ。
ミルクとハッシュブラウンでセットにします。
ケチャップもらって、ハッシュブラウンのお供にす。
ハッシュブラウンの揚げた油とケチャップの甘味と酸味が出会うとなぜだか、不思議なコトに苦味が生まれる。
同じジャガイモを揚げたフレンチフライに、どんなにケチャップ付けても苦くはならなくて、何故なんだろう、おもしろい。
マクドナルドのハッシュブラウンでも、バーガーキングのハッシュブラウンでもハッシュブラウンと名前がついてこの姿をしてればもれなく苦味がやってくる。
嫌な苦味じゃないんですね…、でも。
ジャンクな味。
あぁ、体に悪いモノを食べているぞって、自虐的にウキウキしてくる背徳系の味がちょっと好きかもしれない。
ミルクを飲んで口の中をほどよくリセット。
そして再びおいしい苦味をたのしんで、それで朝のできあがり。
ところでコノ店。
1階にキッチンと禁煙席、2階の半分が禁煙席で奥に喫煙席がある…、という構造。
当然、1階にある禁煙席は少なくて、すぐ一杯になってしまう。
2階はタップリ客席があり、だからいつものように2階に上がって朝にしようと思ったら、なんと今朝。
2階全体が嫌になるほどタバコ臭い。
多分、喫煙席側の空気清浄システムがうまく機能してないんでしょう。
禁煙席は「タバコを吸うことを禁ずる席」では本来なくて、「タバコの気配を嫌う席」。
なのにここの禁煙席にはタバコの気配が充満してる。
タバコの匂いにも「いい匂い」と「嫌な匂い」があって、こもった匂いはヤナニオイ。
つらいなぁ…、って思って再び1階におり、カウンターの隅っこに体を押し込むようにしてちょこんと座った。
おんなじ気持ちの人も少なからずいるようで、トレーを持って行ったり来たり。
ちと残念。
コーヒーの香りまでおいしくなったと自慢するなら、そのコーヒーの香りがシッカリたのしめる環境作りもしてほしい…、そんなコトを思ったりする。
今、準備されてる禁煙条例…、一体、行方はどうなるのかなぁ。
みんなの利害を一つにまとめ、そこにいる人すべてが笑顔になれる店。
簡単なようでむつかしい。
[0回]
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2010/03/01 (Mon)
FF・ブレックファスト
Comment(8)
クロワッサンウィッチ・バーガーキング
まだ日本にいてくれているバーガーキング。
中野坂上で用事があって、途中下車して朝とする。
海外から。特にアメリカから日本にやってくる外食チェーン。
本当に苦労する。
手放しで成功したのはマクドナルドとスタバぐらいじゃないかって、思えるほどの死屍累々。
日本はアメリカの外食チェーンの野望の墓場。
今だにチェーン展開を狙うコワイモノ知らずも数知れず。
けれどその一方で引き際探る「進出しちゃった組」も少なからずあるのが現状。
日本の消費者は一筋縄でいかぬ特別。
出店コストが高過ぎるとか、いろんな理由があるだろうけど、リスクを恐れず努力する経営者の数が日本ほど多い国は他にない。
同じアジアでもフランチャイズのオーナーばかりが増える、韓国、中国なんかとはまるで競争のレベルが違う。
中小、零細企業が健全性を支える構造、日本の美徳。
大切にしなくちゃいけない…、ってそう思う。
それでもアメリカから来たハンバーガーチェーンが日本で一定の支持をうける理由は、アメリカの食べ物だって言うコトと、まだまだ日本にファミリービジネスハンバーガーの店が少ないって理由でしょう。
例えばこのバーガーキングも日本の今の状況は、巨大なハンバーガーチェーンに必死に立ち向かうドンキホーテのような存在。
だから応援する人も多いのでしょう。
さてそれで朝。
真っ当に肉の香りと旨味を感じさせてくれるワッパーが有名だけど、ボクとっては朝のコレ。
クロワッサンウィッチが一番のオキニイリ。
「クロワッサンウィッチ」って語感がまずはおしゃれでステキ。
ファストフード系の中では一番、肉っぽさが希薄で軽い。
やさしい朝…、っていう感じ。
ベーコン、ソーセージパテにハムと3つの種類があって、ボクは中でもハムが好き。
フッカリとしたクロワッサンにオムレツ風の玉子焼き。
極薄切りのハムをクシャッとはさんだ、アメリカ離れした一品で噛むと玉子がブシュっと潰れる食感がいい。
ハムの塩味と玉子の旨味で味わうという、シンプルな味もまたごちそう。
玉子焼から滲みだすのか。
それともクロワッサンに仕込まれているのか、バターの風味がかなり濃厚。
前歯いらずのやさしさで、けれど噛めば噛むほどトロンととろけて口のすみずみをおいしい味で満たして消える。
肉感的なオゴチソウ。
サンドイッチを包んだ紙をペロンとテーブルの上にひらいておきます。
ハンバーガーと違ってこれは、脂がほとんど手に付かないので紙でくるんで食べる必要がまるでない。
そこにサンドイッチとハッシュブラウン。
放り込まれていたペーパーバッグから全部をカサッととりだして、紙の上にズラッと並べる。
袋の中に入れっぱなしにしておくと、自分の湯気でしんなりなるから。
取り出して並べてやると冷えは早いけど、ずっと揚げ立てのカサカサ感が持続するのでボクはそうする。
特にココのコロンと丸い小さくできたハッシュブラウン。
表面積が大きい分、カリカサっとした歯触りがとてもおいしい。
ところが一旦、その食感を失うと途端に脂っこさが際立ってくる。
だから空気にふれさせて、蒸気を早めに吐き出させておく。
その真ん中にケチャップをプチュっ。
それまでサンドイッチをくるんでた紙がまるでお皿のようにふるまうたのしさ。
ちょっとした、ピクニック気分であります。
フカフカ、トロンのサンドイッチと、カリッと乾いたハッシュブラウン。
交互に食べると、口の中がとてもにぎやか。
なんだかたのしい、ニッコリとなる。
オレンジジュースで喉と体を潤して、黙々食べてお腹一杯。
紙をクシュクシュまるめて、一切合切包み込み、ゴチソウサマ!って席を立つ。
空は青空、行ってきます。
[0回]
2010/02/26 (Fri)
FF・ブレックファスト
Comment(4)
C&Cにセガフレの朝
カレーをショップのC&C。
新宿駅の西口の、改札口と改札口をつないで結ぶ近道通路に面したお店。
都内に結構、お店があるけど椅子を持たない「純粋に」立ち食いスタイルのお店はここ一軒。
10人入ればギッシリの小さな店で、実はボクにとって始めてC&Cを経験したのがこのお店。
初C&Cがココであると同時に、立ってカレーを初めて食べたのもこのお店。
東京ってところは忙しない街…ってビックリしました。
けれど隣のお客さんと片寄せあってワシワシ元気に食べるカレーもまたたのしくて、ちょっとハマった。
今でも不思議と、ココで食べるC&Cが一番おいしく感じたりする。
おもしろい。
朝にはココだけの限定商品、朝カレーってのがある。
ポークカレーにハンバーグパテかウィンナさんをのっけたカレー。
それで340円。
ウィンナさんのを選んで食べます。
横にたっぷりラッキョをのっけて、まずはウィンナ。
スープの中で煮込まれて湯気出すほどのあったウィンナが、プチッとさける。
中からチュチュっと肉汁出て来て、チープだけれどなんだかちょっと懐かしい味。
細かくキレイに飾り包丁入れられた姿がまるでお弁当用のウィンナみたいで愛らしくもある、オゴチソウ。
ウィンナさんだけご飯と一緒に先に食べ、さてさてカレーと舌なめずりつつお皿の中をジックリ眺める。
するとそれまでウィンナさんが埋まってた、ご飯の窪みが赤く染まっているのが見える。
真っ赤なウィンナの名残りを見ながら、ハハハと笑う。
昔はモノを食べると舌がいろんな色に染まったモノです、なつかしい。
胡椒の風味が独特の、ボクお気に入りのカレーをパクパク。
ラッキョ、カリカリ、あったかい血をサラサラさせて朝を呼ぶ。
移動の前にセガフレードでコーヒーを飲む。
味は一流。
けれどおもてなしにはバラつきのあるチェーンにあって、新宿三越裏側のお店は立派。
スタッフみんながにこやかで、元気で明るく、気持ち良い。
カフェマキャートをたのんだら、エスプレッソの具合が納得できぬモノだったらしく、作り直しても良いですか?って。
存分に…、って言ったらこちらまでもが緊張しそうな真剣顔で再挑戦。
カップの中を見つめつつ、徐々に顔の表情が柔らかになる。
いい出来なんだなぁ…、とワクワクしながら待つボクに、「お待たせしました、お陰さまで素晴らしい一杯を入れさせて頂きました」って。
ゆっくりお過ごしくださいね、って、ニッコリしながら出来たばかりをわたしてくれる。
デミタスサイズの小さなカップ。
ゴクッと一気にあおればすぐなくなっちゃう分量で、けれどグイッと飲むには勿体無いほどドッシリした味。
まずはそのまま口に運んで泡をたのしむ。
細かな泡が身を寄せ合ってポッテリとしたメレンゲみたいな確かな食感。
唇優しく撫で回す。
砂糖を入れてグルグルかき混ぜ、コクっと含んで舌で転がす。
苦味に酸味、甘味と風味が口の隅々、満たして消える。
そして一息。
ふーっと吐いた息と一緒に今はどこにもないはずの、エスプレッソの香りが口から鼻へと抜ける。
ユックリさせて頂きます。
[0回]
2010/02/09 (Tue)
FF・ブレックファスト
Comment(4)
恵方を向いてホットドッグを齧る朝
ドトールコーヒーでさっくりと朝。
窓際のカウンター席をもらってそこで、ぼんやり外を眺めてすごす。
冬の通りの色は黒色。
黒いコートに黒いジャケット。
黒いパンツに黒い帽子と、上から下まで黒い格好の人たちが次々、窓の前を歩いて通り過ぎてく。
今年は特に黒が目立つネ。
シャネルの時代の黒はこれ以上ないおしゃれの色で、でも今の黒。
無難を装う色になる。
不景気の色…、って感じもするなぁ…。
そう言うボクも、今年の冬はずっと黒いコートを着てた。
春になれば気持ちも変わり、晴れやかな色の装いが似合うようになればいいのに…。
そんなことを、ボンヤリ思う。
系列店のエクセルシオールより、ずっと安いのにソーサー付きのカップでもらえるドトールの、昔ながらのコーヒー、ゴクリ。
ドリップタイプのサラッとしてて、喉越しなめらか。
甘み、苦味に酸味が
気持ちをホッとあっためる。
そして一口、ジャーマンドッグ。
ふっくら、前歯に主張をほとんど持たぬアメリカ的と一味違う頑丈なパン。
ロールパンのやさしさとフランスパンの確かな歯応えの、その両方の味わい備えたここ独特のパンがおいしい。
パキっと歯切れるちょっと細めのソーセージ。
それそのものの味わい豊かで、他の調味料を必要とせぬ。
ソーセージから飛び出してくる肉汁を、パンがシッカリうけとめて噛めば噛むほどおいしさを増す、顎のゴチソウ。
そこにプチュっとフレンチマスタードの香りと酸味を足してやる。
すべての素材の風味がキリッと鮮やかになる。
屋台風じゃなくカフェ風のコレ。
何度も何度もリニューアルして一時は他のチェーンストアのホットドッグに、似てしまってたコトもあるけど、今はかなりのオリジナル。
そう言えば、今日は節分。
恵方巻きのかわりに無言でパクパクたいらげ、さて移動。
それはそうと、恵方巻き。
いつの間にか全国的なる風習として定着しました。
もともと関西の海苔問屋さんが仕組んだモノ…、であるとか、暇になる2月に何かのイベントが欲しい香川県の食品スーパーがしかけたモノであるとか、諸説紛々。
とは言え食品業界が売り上げ確保のために作り出した「勝手風習」であることは確かであって、でもこれだけ見事に定着したのはバレンタインデーのチョコレートをおいて他にはないんじゃないかと…。
「願掛け、満腹、低価格」。
しかもコンビニエンスストアの後押しと、いろんな要素が追い風になったのでしょう。
興味深い。
ちなみに、今年の恵方を簡単に教えてくれるサービスサイトがありました。
「2010年、今年の恵方」というサイト。
住所を入力して、地図をクリックしてから「検索ボタン」を押すと、入力した場所からどちらの方向が恵方なのかを地図上に示してくれるという便利モノ。
今年の恵方は「西南西」でございます。
[0回]
2010/02/03 (Wed)
FF・ブレックファスト
Comment(2)
パズルなマック
マクドナルドでホットドッグの朝… 、にする。
実はココのホットドッグ。
発売当初は「うん?」って思った。
塩気が強くてソーセージのムッチュン感が強すぎて、
その一方でホットドッグブレッドは必要以上にフカフカで。
恐ろしいほど熱かったりもして、すべてにわたって「過ぎたる」感じが嫌だった。
それで封印しようと思った…、にもかかわらず。
数週間後に気になって、再び食べる。
やっぱり同じく「過ぎたる」感じ。
でも気になってまた食べて。
そしてまたまた気になって、何度か食べるそのうちに気付けば体がその「過ぎた味」を覚えてしまってここに至って、オキニイリ。
まんまとはまった、おそるべし。
「過ぎたる」が決して「及ばざる」
ではないというのが大衆料理のおもしろいトコ。
淡くやさしく複雑な印象派的料理より、輪郭、色彩、
モチーフすべてを誇張したポップアートが多くの人の目を楽しませ
る。
料理の世界もそんな感じ?
マクドナルドはポップアートな料理を作る名人なりぃ…、
って思ったりした、ハマり中。
ザクザクとした歯応えと油の甘さ。
ツルンとハリのあるジャガイモに、
この上もなく鮮やかな塩の味わい。
これまた見事にポップアートなハッシュブラウン口に運んで、
ミルクを飲みます。
さすがにミルクには誇張はなくて、ほっと一息。
そう言えばマクドナルドに朝マクドナルドやってきて、
エッグマフィンを最近、からきし食べなくなった。
昔は異常なほどの執着をもって食べていたのに。
まふぃんおモッチリ、玉子のムチュン。
そしてソーセージパテのムッチリと前歯が顎に沈み込むよな、
重たい歯応えが好きだった。
けれど今ではその重たさがちょっと苦手で敬遠してる。
もしココがホットドッグをだしてなければ、
もっと足が遠のいてたはず。
人の食欲は変わるものでありまして、
ブームは必ず終わってしまう。
だからこうして新商品を提案するのって大切なんだ…、
ってそんなことを思ったりした。
お勉強。
で、ミルクのパッケージの画像をパシャパシャ獲ってたら、
底をクルッと一巻き、
クロスワードパズルになってるのに初めて気づいた。
それで試しにやってみる。
ヒントがひとつ…、「誰の名前になるのかなぁ?」。
ってコトはRonald、
あるいはDonaldのどちらかなんだろうなぁ…、
って見当つける。
それで「そのようにはならない答え」を一生懸命探すのだけど、
さすがに見事。
Donaldにしかならないのですよね。
よくできている。
「soccer」の「o」と「day」の「a」が鍵ですネ。
「o」と「a」以外、入らない。
悔しいけれど完敗です。
それにしても日本にやってきたときにはロナルドマクドナルド君だ
った彼。
世界的にも彼の名前はロナルドで、日本だけがドナルド君。
いつの間にか改名したのか?
それとも別人格のドナルド君とある日突然、入れ替わったのか?
だったとしたら、
日本独自の進化をマクドナルドにもたらしたのは、
もしかしたら彼かも知れない。
そんなコトを思ったりした、さて仕事。
[0回]
2010/01/27 (Wed)
FF・ブレックファスト
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