友人とランチを一緒に原宿でと、「アラ」っていうイタリア料理のお店を選ぶ。
実は一ヶ月ほど前に夜やってきていい店だなぁって感心したのネ…、その時はワインにチーズでおしゃべり目的、料理をたのしむ機会じゃなかった。
小さなお店でしかも天井低いビルの２階…、その構造をハンディキャップとせずむしろ前向きにとらえてオモシロイ店の構造を作り出してる。
スキップフロアになっていて、一番低い窓側テーブルから徐々に目線がたかくなってくスキップフロア。厨房の周りにカウンター席を配置して、狭い店だからこその臨場感に溢れる雰囲気。
特に厨房の裏側にあるカウンターは厨房の中で食事をしているみたいな、調理人の手元までもが見える客席で、たちまちボクのオキニイリ。
今日もそのオキニイリの場所に座ってランチとしました。
今日のおすすめのランチがひとつ、三種類から選べるパスタがメインのランチと２種類あって、今日のおすすめランチのメインはサラダでそれを選んでたのむ。
友人はカルボナーラをメインに選び、最初にサラダとスープがどうぞとやってきたらば、それがかなりのボリューム感。
大きなお皿にタップリとやってきたのにビックリします。
サービス用のサラダがこのサイズだったらメインディッシュとしてのサラダはどんだけタップリなんだろう…、って言ったらシェフが不敵な顔して「スゴいですよ」と言うではないの。
粛々と大きな皿に次々いろんな素材が盛られて、ボクのサラダができていく、その一部始終を手が届くほどの近さで眺めるコトができる臨場感がまずはゴチソウ。
やってきたのが、この一皿。
酸味強めのドレッシングでドレスされた葉っぱ野菜、茹でたオクラにズッキーニ。
キュウリにトマトに蕪にパプリカ、そこにモルタデッラの薄切りをかぶせるように飾って茹でた玉子を一個…、オーブンの中でじっくりローストをして、最後にジャジャッと表面焼いて焦がした玉ねぎをのせて完成。
いやはや、おどろくべき分量でしかも野菜がシャキッとおいしい。
冷たい野菜を頬張って、お腹の中が冷めてくるのをグリルオニオンの甘みとカラメルっぽい焦げた香りと温かさがやさしくなだめておいしくさせる。
もぐもぐパクパク、サラダを食べるとは顎と時間を使うもの。
じっくり時間をかけてお腹に収めるとお腹はすでにもう一杯…、ボクにとってサラダでお腹を満たすというコト、それはすなわち「クララが立った」と同じこと。
お店の人も「よくお召し上がりになりました」って笑ってました（笑）。
友人が食べたカルボナーラは、クリーミーな日本風…、厳密に言うとカルボナーラじゃなくてチーズクリームパスタで、けれどベーコンじゃなく皮付き豚肉を使って作ったパンチェッタ。
コッテリとした風味もおいしくほどよき味わい。
サラダのランチにはデザートがつく…、マスカルポーネの味わい深いティラミスを野菜でお腹を満たしたボクへのご褒美にしてたのしいランチの幕閉じる。
次はも一度夜に来てたのしい料理で盛り上がりたいってそんな気持ちの今日の昼。
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そして夜にカレーを作る…、マスコットのポークビンダルって瓶詰めソースを使って野菜のカレーに仕立てる。
挽肉炒めて串切り玉ねぎ、茄子にズキーニに火を通しそこに瓶の中身をうつし瓶２杯分の水を加えてひと煮立て…、火を止め休ませ食べる直前に温めなおして出来上がり。
ビックリするほど簡単なのに、ビックリするほど煮こまれた感があってビックリ。
ビリッと辛くて、食べてるうちにどんどん辛さが重なって舌や唇が腫れぼったくなる…、ただその痛みが嫌じゃなくサラダのレタスを食べるとスキッと痛みがとれて旨味が口にひろがっていく。
辛い、おいしい、だから体のそこら中から汗が吹き出し熱くなっても、食べることをやめられないほど、辛い、おいしい、爽快、痛快。
辛さになれるとスッキリとした酸味に軽い渋みを感じて、スゴく炒めてスゴく煮込んだ感じがするのにウットリします。
レタスにルッコラ、ハム、チーズ。カレーの中にも野菜がタップリ…、夏のお腹が喜ぶ夜にニッコリしました、オキニイリ。
[8回]
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