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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    神保町の「いもや」に来ます…、カウンターだけの天丼の店。
    この店に出会ったのはボクが大学生の頃のコト。
    この界隈には同じ「いもや」のとんかつの店とか天ぷら定食の店だとかが何軒もあり、けれど天丼の店はこのお店だけ。



    実はこの店…、ボクが初めてやってきたときからずっと同じ人が働いている。
    最初は助手のような立場で、揚げの作業を見ているだけが、徐々に調理の手伝いができるようになり今では揚げ場で天ぷらを見事な手際で揚げている。
    まだお互いに若かった…、今では互いに白髪交じりのおじさんで、来る度彼を厨房の中に見つけては、まだガンバっている、ガンバロウって思って気持ちがシャキッとなります。



    いつものように天丼たのむ。
    海老天丼と普通の天丼があって、いつも普通の天丼、それに漬物を追加でつける。
    昔は天丼が450円、漬物が50円で両方たのんで500円。
    カウンターの上には紅しょうがと薄切りタクワンが置かれてて、それは自由に食べられる…、だから漬物をとらなきゃいけないわけじゃないんだけど、あまりに安くて申し訳なく、だから必ず漬物たのむ。
    今は天丼が550円。お漬物が100円で、だから650円。

    注文をして天ぷらを揚げる間に漬物が来て、お茶をお供に漬物パリパリ。
    磨き上げられた白木のカウンターをそっと撫でると木目の凸凹がなめらかに手のひら撫でる…、毎日営業が終わってから額に汗して、丁寧に磨き上げる姿が手から伝わってくる。
    ちなみにお金を最初にカウンターに置くのはかつて、食べ終わってお金を払い忘れてお店を出たことがある。
    今、天ぷらを揚げてるご主人が必死に走ってボクを追いかけてきた…、彼はそんなコトは覚えてないに違いないけど、二度とそんなコトをするもんかって気持ちの現われ。
    もう歳だからお腹を満たすといろんなコトを忘れちゃうから、先払い(笑)!



    そしてやってくるいつもの天丼…、エビが一本、イカにキス、それから海苔という組み合わせ。
    ポッテリとした衣がサクッと歯切れて中から素材それぞれの味や香りがフワッと漂う…、プチュン、ムッチリ、ホロリでパリッと食材ごとに食感異なり、食べてたのしい。
    昔から変わらず固めのご飯がボクの好みでうれしく、甘み控えめのさっぱりとしたタレがおいしい。
    若い頃にはちょっと物足りなく感じたタレが、今ではむしろありがたく、麹の香りがかなりドッシリしたしじみ汁も昔ながらでなつかしい。
    キュウリにカブにカブの葉っぱをぬか漬けにした漬物が、みずみずしくてお腹をやさしく満たしてくれる…、また来なくちゃって思ってニッコリ、お店をたのしくあとにする。


    関連ランキング:天丼・天重 | 神保町駅九段下駅水道橋駅



    ボクにとっての夏のゴチソウ…、と言うかハワイの思い出とでもいいますか。



    アイスショートソイラテにヘーゼルナッツシロップくわえてカスタマイズした飲み物で、まだまだ日本でスタバがそれほど一般的でなかった頃…、ハワイのスタバでよく飲んでいた。
    豆乳の緑っぽさとか粉っぽさが、ヘーゼルナッツの風味でコックリ、なめらかになり風味がふくらみ飲むジャンドゥーヤのようになってく。
    甘みも自然でゴクゴク飲める。
    ユックリ飲んでもおいしくて、氷が溶けて薄まっても香りや風味がそのままズッとカップの中にいてくれる…、気持ちがスーッと涼しくなって自然と笑顔になるオキニイリ。

    拍手[5回]

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    ピカピカ
    スベスベのカウンター、
    ピカピカの換気扇カバー、
    キラッと輝くお櫃のタガ、
    寝転んでも大丈夫そうな調理場の床。

    美味しくて安いだけではない、
    いもやは本当に素晴らしいですよね。

    母校の近くでもあり、なんだかホントに「大事な場所」です。
    tonamiさん / 2013/08/23(Fri) /
    これこそ上等
    > tonamiさん
    目玉が飛び出るほどの値段をふんだくり、なぜだか星までついてしまったおいしいだけのお店でも、これほどきれいなお店はなかなか見当たりません。
    これこそ上等。
    愛すべき店の典型とボクは思います。
    大切にしたいですね。
    サカキシンイチロウさん / 2013/08/23(Fri) /
    美しいお店
    これほど無駄なものが一切ない、潔くて美しいお店って珍しいですね。芸能人の行きつけとか、雑誌やテレビに出ましたアピールも一切なくて、ただ美味しい天丼だけ。そしてお客さんみんながこのお店を大事に思ってるという素敵。
    イトーユキさん / 2013/08/24(Sat) /
    愛されるべき店
    > イトーユキさん
    このような清々しく、正直で美しい店。
    タイヤ屋さんのガイドブックが生まれた国にも、こんなお店はあるまいと思います。
    星なんか必要ないんです。
    日々、同じことがこうして繰り返されている。
    それでいいんです。
    愛されるべきお店を知っているシアワセをしんみり味わえますね。
    サカキシンイチロウさん / 2013/08/24(Sat) /
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