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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    今日封切りの映画、「ラブリーボーン」をレイトショーにて。

    lovelybone.jpg自分を殺した殺人犯から家族を守ろうとする、被害者少女の霊の物語り。
    …、と言ってしまうとまるでオカルト映画のように聞こえる。
    しかもテレビで流れている「オーラ三輪」さまのおどろおどろしいCMフィルムが、へんてこ映画かもしれないってそんな懸念に拍車をかける。
    けれどこれ。
    素晴らしい、見事な映画でありました。
    今まで観た映画の中でもかなり上位にランクされるべき、独創的なるイメージと力強いメッセージに溢れた名作。
    何しろ、映画のオープニングから、彼女が殺されてしまうのだというコトがすぐわかる。
    その彼女を誰が殺したかも当然わかるし、おそらく彼女はめでたく天国に召されることも、そして彼女を殺した犯人には必ず天罰が下るだろう…、ってすべての結末が映画開始後10分ほどでわかってしまう。
    問題なのは、それがどのように行われるかというコトで、それが恐ろしいほどの緊張感とサスペンスなムードを作る。
    一時たりとも、ワンシーンたりとも見逃すことが出来ぬハラハラドキドキがある。
    そのサスペンスの中に、考えさせられる問題提起がいくつかそっと埋め込まれてる。
    例えば…。
    人はいつかは今の役目を終えるときがやってくる。
    それが「死」であったり「引退」だったりするのだろうけど、残された人のコトを心配したり手助けしたりすることが結果、彼らの迷惑になることが多いということ。
    後は野となれ山となれ的無責任が時には必要になる、ということ。
    それから何より、復讐ではなく愛を選ぶ人生がまず確実にシアワセである…、なんてあれこれ。
    しんみりしました、泣きもした。



    因みにこの映画を撮ったピータージャクソン。
    ゾンビ映画を撮ったかと思ったら、壮大なる騎士道映画で人は何のために生きるのかという深くて重いテーマをえぐる。
    それに続いたキングコングでは、男らしい生き方を描いて涙を搾りとってくれたりと、本当に同じ人が撮ったのか?って思うほどにいろんなタイプの映画を撮る。
    けれど一貫しているのが「ファンタジーなイメージをきめ細やかに積み重ね、本来あり得ない世界にリアリティーをふき込む」手腕の素晴らしさ。
    死後の世界ってもしかしたらこうかもしれない…、って。
    細かなディテールを見直すために、あと何回か観てもいいかな?って思ったりする。
    オキニイリ。

    0af22bac.jpeg夜遅くまでやっててとてもありがたい、ジェラートショップの「グロム」でアイスを食べながら、みんなで映画のあれやこれやをみんなで話す。
    話し始めると話題が尽きず、みんな興奮しながら気付いたことをてんでに話す。
    こんな映画は最近ちょっと珍しい。

    それにしても公開初日のレートショーにて、劇場の入りは少々ユルユル。
    ヒット大作を驚くほどの短期間に、次々リリースした監督の意欲作。
    なれど、ジョニーデップがでてない映画にゃ、人は見向きもしないのか?って、ちょっと残念。
    スーザンサランドンが演じる、1970年代のアメリカにいがちだったイケイケおばさんの名演技。
    犯人役を演じているのが、実は「プラダを着た悪魔」で身振りたおやかな上司を好演していた人なんだけど、その気持ち悪さたるや完全にカポーティーのシーモアホフマンを超えたんじゃないの…、って思わせるほどの見事さだったり芸達者が勢ぞろい。
    見ごたえあります。
    観るべき映画だと思うんだけど、さてさてヒットいたしますやら。
    どうなんでしょう、さて寝よう!

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