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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    お昼…、新宿にちょっと用事があってついでにランチ。

    c77cbe5a.jpg西口にある食堂街。
    メトロ食堂街っていう場所にある「永坂更科布屋太兵衛」。
    かなりオキニイリの蕎麦屋であります。

    一昨日まで四国をグルンと回ってた。
    うどん王国。
    出汁の文化の真っ只中で、ボクが育った料理をあれこれ。
    それはそれにてシアワセで、けれどなんだかお江戸の味が恋しくなった。

    考えてみれば田舎を出てきて東京に来て、もう30年以上もたったのですね。
    田舎で過ごした時間よりも、東京に来て過ごした時間の方がずっと長くなってしまった訳で、お江戸の味もボクの味。
    特に蕎麦。
    冷たく〆てずるんとたぐるご馳走は、東京ならでは。
    中でもここ、永坂更科布屋太兵衛の生粉打ち蕎麦は、太くてヌルンとなめらかでたぐって噛むと、ゴリゴリ歯ごたえたのしくて、しかも蕎麦の風味がフワッとただよってくる。
    東京にずっといてもたまに無性に食べたくなるオキニイリ。
    旅から帰った証に食べます。
    時間は1時のちょっと前。
    お店は一杯、しかもおじぃちゃまやら、おばぁちゃまやら、シニアばかりで、本当にここが新宿かぁ?…、って思っちゃうほど。

    847d706f.jpg生粉打ち蕎麦に辛口のタレ。
    このタレがかなり濃厚。
    そば湯で割って飲めば出汁の風味を感じる。
    昆布に鰹節。
    キチッとしたうま味が支えているんだなぁ…、っていうのがわかる。
    けれどタレの状態で、そのまま食べると醤油の味や風味がバチッと前面に、強調されててまっこと濃厚。
    太めの麺をとっぷりつけてズルンとすする。
    最初は下に醤油の味わい。
    そして噛む。
    みずみずしくて風味豊かな蕎麦に負けないおいしさが、麺と一緒にユックリ消える。
    すると出汁のうま味がそっと、静かに立ち上がる。
    何かがいるぞ…、と舌が感じて味をさぐるとおどろくほどに豊かなうま味が、後から後からやってくる。
    ネギもいらない、わさびもいらない。
    蕎麦の風味とタレのうま味で十分おいしく味わえて、しかも味わうたびに味の変化を感じるステキ。
    ほどよき量に、粋を感じる。

    それにしても蕎麦を食べる食卓って、それ専用の食器が並ぶ。
    そば猪口、猪口の上に置いてネギやわさびをもるお皿。
    セイロ、それから湯桶とあれこれ…、厨房の中にも蕎麦を作るための道具がたくさんあって、料理の中でもこんな料理は他にあんまり無いんじゃないかと思ったりする…、オゴチソウ。

    晩ご飯の食材かって、家に帰る途中に寄り道。
    「ハ竹」っていう大阪寿司のお店が家の近所にあって、そこでおやつを買うことにした。

    4f3a28e2.jpgお店の中はいささか混雑。
    実は今朝。
    NHKのニュース番組で、近所にある「おもちゃ美術館」ってところで今日から二日間。
    おもちゃ祭りってイベントがある。
    お子様が絶対よろこぶイベントですよ…、と言っていたのがきいたのでしょう。
    朝からベイビーカートと引いたファミリーが地下鉄の駅から湧いてでてくるようにやってきていた。
    お昼ご飯を食べようと…。
    あるいは、おみやげ買ってどこかで食べようとそれで続々、お店の中にもやってくる。

    お店の人はニュースのコトをしらなかったようでして「どうしたものか、今日は特別」ってビックリしてた。
    こんなニュースがあったんですよ…、って教えてあげた。
    お帳場でニコニコしていたここのお店の看板娘なおばぁちゃんが、大きな声で「みんな、明日もがんばろうね!」って…、テレビ特需でございます。

    6d882fc6.jpg茶巾を一個。
    木箱にお入れしましょうか?って。
    ココでは贈答用のお寿司は、経木の箱に入れてくれ、一方、ご家庭使いでってお願いすると、紙でくるんでくれるだけ。
    ゴミにもならぬ。
    しかもその分、安くしてくれるところが気がきいている。
    家でおやつに食べますから…、ってそれで普通に包んでもらう。

    部屋にかえってお皿に移す。
    ココのお寿司はとても上等。
    見た目もとても丁寧で、お皿に移すと料理がはえる。
    フックラとした玉子焼き。
    空気をタップリ含んで焼けていて、食べるとジュブッと潰れる感じ。
    甘くてまるでメレンゲが口の中で潰れるみたいな、そんな感覚。
    酢飯の中にはタップリ、具材。
    一番下に、お酢でカリッと〆たレンコン。
    胡麻やかんぴょう、甘辛に煮たしいたけが刻んでどっさり入ってる。
    一番上には煮た穴子。
    一口パクリとかじるとそれらが、ジュブジュブコツコツシャキシャキフックラ、歯ごたえにぎやか、たのしく感じる。
    それにしても手間がかかっている料理。
    黄金色したところをのぞけば、ただの四角の玉子の塊…、中にこれほどの豪華が隠れているとは思えぬ地味な姿が、また粋なのかもしれないなぁって思ったりする、おうちで軽く仕事する。



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